世界で最も珍しい郵便局とは?

フロレアーナ島 ポストオフィスベイ

諸島南部に位置するフロレアーナ島。
この島の中心地となるプエルト・べラスコ・イバラは、ガラパゴス諸島の有人島で最も小さな街です。

実はこの島に世界でも珍しい独自の郵便ポストが存在しています。

18 世紀、フロレアーナ島は比較的平坦で真水があったことから、大海原を横断する捕鯨船などの立ち寄り地となっていました。
数カ月、数年といった長期間航海に出ていた捕鯨船の船員たちは、遠く離れた家族に手紙を届ける独創的なシステムを思いついたのです。
それは、フロレアーナ島に木樽を建て、その中にカードや手紙などの郵便物を置いておき、近くを通った別の船に自国宛の郵便を代わりに持って届けてもらうというものです。

今日までその習慣は受け継がれ、訪れた観光客が切手を貼らずに手紙やカードを投函し、次に訪れた観光客が自国宛の手紙を見つけたら持って帰って代わりに出してあげるようになっています。

実は私も3年ほど前に訪れましたが、日本宛の手紙は見つからなかったので、持ち帰りませんでしたが、カードを投函してみました。
住所の書き方が悪かったのか未だ届いていませんが、もしかしたらいつか届く日が来るかも・・・!と期待しています。

航海時代から続く人の思いやりでお手紙が届く習慣なんて、ちょっとロマンチックですよね。

皆様もフロレアーナ島に訪れる際は、ハガキやお手紙を用意して投函してみてください。

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